2019年5月に
神奈川県川崎市・登戸にて、多くの小学生が巻き込まれる衝撃的な事件が起きました。
スクールバス待ちをしていた小学生や大人計19人が次々と包丁で刺され、小学6年生の女児1人と、保護者の男性1人が命を奪われました。
この事件は、わずか十数秒の間に起こった出来事でした。
こんな酷いことがあっていいのでしょうか。。
私にも小学生になる子供がいますが、被害に遭われた親御さんの気持ちを考えると とても胸が苦しいです。
この地域は、普段は事件も起こらない平穏な場所だったようですが、「まさかこんな場所でこのような事が起きるとは」といった動揺の声があがりました。
本記事では、
子供の身を守るために、親の私たちがすべきことを紹介します。
自分の住む地域が安全とは限らない!親の私たちができること
- 自分の住んでいる場所は安全だから大丈夫!
- わが子に限って事件に巻きこまれない
- もう小学生だし1人で外出しても大丈夫
と思っている方はいませんか?
それは大間違いです!
このご時世、いつどこで犯罪や事件に巻き込まれるか分からない時代になりました。
特に今回の川崎事件のように、弱者の子ども達が巻き込まれる事件は少なくありません。
愛する我が子が、巻き込まれてからでは遅いのです!
子供への犯罪事件は 毎日起こっている
子どもへの犯罪は、全国で各地で毎日多発しています。
特に、登下校中の小学生が狙われやすい傾向があります。
子どもへの犯罪内容は以下の通りです。
▼子どもに対する犯罪事案
- 声かけ、尾行
- チカン、性犯罪
- 連れ回し、誘拐など
子供が被害にあう事案は、圧倒的に「声かけ」が多いです。
私の地域では 殺傷事件など起こったことはありませんが、子供への声かけ事案は少なからず起こっています。
「声をかけられるぐらいなら大丈夫でしょ。」と思わないでください!
声かけから傷害事件に発展することは充分ありえますので、注意が必要です。
【安全対策1】地域の不審者情報を知る
地域の不審者情報を知ることはとても大切です。
自分の住む地域の治安情報を知るなら、以下の2つがおすすめです。
▼不審者情報を知る方法
②不審者情報サイト・ガッコム安全ナビ
①は、自分の住む地域で何かあった場合、園や学校から情報メールが配信されます。
②のガッコム安全ナビは、各都道府県ごとの不審者情報を掲載しているサイトです。
警察などからの情報を元に、不審者の身長・服装など詳しく掲載されているので、とても役立ちます。
【安全対策2】子どもの通学時における対策法
子供への犯罪は、登下校時に発生するケースが多いです。
少しでも防犯に繋がるよう、以下の対策を心がけてほしいです。
▼子どもの通学時における安全対策
- 子供の通学ルートを把握する
- 一緒に同行する友達も把握しておく
- 登下校時はなるべく1人にさせない
- 可能ならば、親が付き添い送迎を
- 子どもに防犯グッズを持たせる
- いざという時のシュミレーションを練習
子どもの通学ルートや、一緒に行動する友達を把握することは大事です。
集団登校を実施している地域もあれば、個々に登校する地域もあります。
我が子の場合、個々に登校するため 入学前にルートを決めて一緒に歩いてみました。
しかしいざ通学すると同行する友達によって、ルートが変わっていました;
なぜ分かったかと言うと、寂しがりやの息子に一緒に来てほしいと言われ、判明しました。
このように、いつの間にかルートが変わっていることもありますので、時々お子さんと一緒に同行してみるのもいいかと思います。
【安全対策3】子供1人で出かける時の対策法
小学生になれば 交友関係や行動範囲も広がり、子供だけで行動するようになります。
また子供が友達の家に遊びに行ったり、塾や習い事で1人で通わなければいけない場面もありますよね。
では、子供1人で外出した時に私たち親ができる対策は何でしょうか?
▼子供だけで外出する時の防犯対策
- 行き先・帰宅時間を把握する
- 友達の家に遊びに行く際、相手の親御さんの連絡先を把握しておく
- なるべく1人で行動させない
- 人通りの少ない場所に行かないことを教える
- 子供に防犯グッズ・GPSを持たせる
- できる限りは付き添いまたは車での送迎を
- 何かあった場合の避難先やシュミレーションを話し合う
小学生になると行動範囲も広がり、外で何をしているのか把握するのも難しくなります。
しかし、子供が外出する際は行き先や帰宅時間を聞くことは、最低限のことです。
また、友達の家に遊びに行く場合は、相手の住んでいるお家や連絡先も把握しておくことが大事です。
習い事や塾などで子供の帰りが遅くなる場合は、親が付き添い 送り迎えすることが必須です。
どうしても付き添えない場合や不安な方は、防犯ブザーやGPSを持たせると安心です。
我が家の場合、これで助かりました
わが子が、仲良くなったばかりの友達と放課後遊びに出かけました。
しかし約束の時間を大幅に過ぎても一向に帰ってこない―。
外は暗くなりさすがにおかしいと思い、相手の親御さんに電話。
状況を交換し合いその後、無事解決することができました。
ちなみに、相手の連絡先は子供会がきっかけで知ることができました。
もし何も分からない状態だったら、警察に捜索願を出し騒ぎが大きくなっているところでした;
また違う日には、
学校の下校時間を大幅に過ぎても帰ってこずとても不安になりました。
偶然、連絡先をあらかじめ交換していた親御さんが目撃しており、我が子の情報を教えてくれ助けられた経験もあります。
上記は我が家に起きたことですが、
いざという時に、行き先・交友関係・相手の連絡先を知っているということはとても重要だと感じました。
次では、通学や外出時におすすめの防犯グッズを紹介します。
通学・外出時のおすすめ防犯グッズ
▼おすすめ防犯ブザー
アスカ 防犯ブザー 反射タイプ
ヒモを引っ張るとブザーが鳴り、いざという時に周りに知らせることができる。
反射するタイプなので、習い事や塾帰りなど夜の帰宅時にもおすすめ。
安価なので気軽に購入できます。
▼おすすめGPS機能
GPS Bot
GPS BoT お子様の現在地や行動履歴を教えてくれるAIみまもりサービス
GPS BoTは、位置情報からお子様を見守るGPSグッズ。
アプリを使って行動を随時リアルタイムで追跡できる。
GPS本体は5000円程度と安価。
毎月の利用料は発生するが、月480円(税別)で利用できる。
追跡の他に、随時お知らせメールも来るので安心。
【安全対策4】子ども自身にも防犯意識を持たせよう
親が防犯意識を持っても、当の本人に危険意識がなければ元も子もありません。
特に低学年のお子さまだと、いくら説明してもピンと来ないかと思います。
そんな時は、以下の方法を試してみて下さい。
小学生なら教わる「いかのおすし」で防犯の心得を!
「いかのおすし」とは?
- ついていかない
- 知らない人の車にのらない
- おおごえでさけぶ
- すぐに逃げる
- しらせる
小学生になると必ず教わる「いかのおすし」。
太字部分の言葉をつなぎ合わせて、いかのおすしと呼ばれています。
いかのおすしは、学校で行われる交通安全教室などで教わります。
その際に、基本的な防犯の心得や 大声を出す練習なども教えてもらえるので、親としてはとてもありがたい機会です。
メモ
子どもの安全のための活動法人「日本こどもの安全教育総合研究所」によると、
実際に被害にあった小学生のうち、声を出して助けを呼べた小学生はわずかだそう。
普段から大声を出す練習をするのが大事です!
マンガ本で子供に危機意識を持たせる
学校でいかのおすしを習っても、子どもが常に危機意識を保つのは難しいかと思われます。
特に低学年のお子さまの場合、親がいくら説明してもピンと来ないかもしれません。
そんな時は、以下の本がおすすめ。
マンガ形式のため、低学年のお子様にも読みやすいです。
▼自分を守る!「身近な危険」~小学生のミカタ~
子供に起こりうる、不審者・留守番・SNSなど危険なケースを紹介。
マンガ形式なので子供にも分かりやすい。
この本は、防犯企業のセコムが監修しています。
【世界の安全対策】海外では、子供だけでの外出は禁止!
全ての国ではありませんが、アメリカ・イギリスなどでは、
11~12歳以下の子どもは、親の同伴なしで通学・外出することを法律で禁止されています。
- 子供だけでの通学は禁止
- 子供だけでの外出は禁止
- 子供だけでの留守番は禁止
- 子供を車に残して買い物するのも禁止
アメリカの場合、州などで対象年齢が異なるようですが、ちょっとした外出や1人で家に残すのも法律で禁止されています。
日本に住む私たちから見ると「とても面倒な法律だな…」と思ってしまいますが、
これは子どもを犯罪や事件から守るためです。
これは多くの国なら当たり前のこと。
日本に訪れたアメリカ人は、子供だけで遊んでいる姿を見て とても驚いたそうです。
【まとめ】親子で防犯意識を持ち、安全対策をすることが大事。
今回の川崎・児童殺傷事件を受け、日本でもこのような事が起こりうると思い知らされました。
「私の地域は大丈夫。我が子に危険は及ばないだろう」という考えはもう通用しません!
自分の子どもを守るためには、まず親の私たちが意識することです。
そしてお子さんと話し合う機会を作り、子ども自身にも防犯意識を持たせましょう。
通学・外出の際は、子供に防犯グッズを持たせるとより安心です。
子供が少しでも安心して過ごせるような日が訪れればと思います。
最後まで見てくださり、ありがとうございました。